こんにちは。
ジェイアイシー九州の髙木・佐久川です。
今年度も障がいのある方々のご家族や福祉に携わる皆さまにお役立ていただける内容をテーマに、情報をお伝えして参ります。
前回は「障がい者の就労」をテーマにご案内させていただきました。
今回のテーマは「障がい者の減免」についてご案内します。
◇障がい者の減免について
減免とは・・・軽減すること、免除すること
障がい者の減免とは、障害者手帳を所持している方に対して国や民間企業から負担軽減や様々な割引・サービスをうけることができる制度(手帳の種類によって減免の内容やサービスが異なる)
手帳の種類(3種類)
〇身体障害者手帳
〇精神障害者保健福祉手帳
〇療育手帳
こちらのコラムでは減免制度について簡単にご紹介させていただきます。
◇税金について
障害者と特別障害者の違いは手帳の認定の内容により区別される
(障害の程度が重い方が特別障害者として区別されている)
〇所得税・相続税・贈与税について
〇住民税について
本人や扶養親族により年末調整や確定申告で減免申請可能
参考文献:各県の市町村ホームページ
〇自動車税について
・自動車税と環境性能割(旧:自動車取得税)について
障がいのある方本人と同居・別居家族に対して一定の要件を満たした場合に
自動車税・環境性能税と各々で減免をうけることができる
・手帳の種類や等級・区分、また運転者(本人か同居・別居家族)の内容に応じて
減免対象も異なり減免額は地方税なので、県毎によって違いがある
参考文献:各県のホームページ 問い合わせ先:各県の県税事務所
このような減免措置については県や市町村のホームページで一覧に紹介されておりますので、一度お住まいの地域のホームページで検索されてください。
福岡市ホームページ 掲載箇所
沖縄県ホームページ 掲載箇所
https://www.pref.okinawa.jp/kyoiku/shogaifukushi/1007842/1018787/1007641.html
また税金以外にもこのようなサービスがございます。
◇公共料金について
〇郵便料金・・・点字のみを掲げた内容物は無料
〇携帯料金・・・個人契約の場合、手帳の種類によって割引の対象
※携帯会社によってサービス名称や割引内容は異なる
〇NHK放送受信料の減免・・・全額or半額 免除
※手帳の所有と世帯全員が非課税世帯、手帳の等級の内容に応じて免除の対象となる
◇公共交通機関について
〇鉄道旅客運賃・・・相場⇒半額 定期券は3割引
〇高速道路料金・・・相場⇒半額
※事前申請必須や料金所で手帳の提示のみで対応可能な場合もある
〇航空旅客運賃・・・相場⇒約半額
※航空会社によって異なる 介助者1名まで対象
〇バス・・・相場⇒半額 介助者1名まで対象
〇タクシー・・・相場⇒1割引
各社によって割引対象者、割引金額は異なるため事前に確認必須
◇公共施設について
〇美術館・博物館・水族館・体育館・プール等
〇映画館・スポーツ観戦・カラオケ料金
〇テーマパーク
〇ホテル宿泊
手帳の提示により障がい者割引を受けられる。
公共交通機関や公共施設で障害者手帳を提示することなく
別の方法で同じように割引を受けられる方法がある
⇒デジタル障害者手帳「ミライロID」
事前にアプリに障害者手帳を登録することで手帳実物を提示する事なくスマホで提示することができるサービスミライロIDでは割引利用機関の確認やオンラインチケットの購入など利用可能
引用元 ミライロID https://mirairo-id.jp/
◇最後に
これらのように手帳を所持されている方へ助成制度が充実しておりますが、
保護者の方にお話しを聞くと知らない、誰も教えてくれなかった・・とのお声をよく伺います。
公共施設等では割引内容を施設に提示されてたりしますが、税金、公共料金などは調べないと知りえません。まずはお住まいの県・市町村のホームページを検索いただきご家族が該当するかどうかお尋ね頂きますと幸いです。
また我々がご案内している損害保険の中で自動車保険では福祉車両対象の割引や
手帳を所持されている方やそのご家族向けの割引制度がございますので、
ご興味のある方は一度弊社へお問い合わせくださいませ。