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メンタルヘルス

こんにちは。
ジェイアイシー九州の田代・友枝です。
定期的に障がいのある方々のご家族や福祉に携わる皆さまにお役立ていただける内容をテーマに情報をお伝えしております。
前回は「賠償責任」をテーマにご案内させていただきました。

今回のテーマは「メンタルヘルス」についてご案内します。

 


◇メンタルヘルスの定義とは

簡単に申し上げると、メンタルヘルスとは「こころの健康状態」となります。

 


◇「こころの病気」となる原因

近年、こころの病気は増えていて、生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるともいわれています。こころの病気は特別な人がかかるものではなく、ストレスなどが積み重なることがきっかけとなって、かかってしまうことがあるように、誰でもかかる可能性があるのです。眠れない、気分が沈む状態が続いてしまうなど、人によって症状はさまざまです。

 


◇「こころの病気」の種類

こころの病気といえば、うつ病をイメージする人が多いかもしれません。
しかし、こころの病気にも様々な種類や症状があるようです。

たとえば、気持ちの変化よりも、体のほうに症状が出てくる場合もあり、治療法もそれぞれ同じではなく、また、同じ病名でも、子どもや若者の場合と大人とでは、症状の出方やケア・治療の方法が異なることもあるようです。

 症状としては、次のような種類があります。

・うつ病  ・不安障害 ・統合失調症 ・薬物乱用 ・摂食障害

例えば、うつ病は、気分が落ち込む、やる気が出ないなどといった精神症状や、体がだるい、眠れない、食欲がないなどの身体症状が表れる特徴があります。
初期症状として、ちょっとしたことで涙が出てしまう、好きだったことに興味が持てなくなる、人と交流をしようとしなくなる、などの症状がある人もいるようです。
その他の症状や種類の詳細については、参照にてご確認頂ければと思います。

参照: こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 


◇「こころの病気」に深く関係しているストレスとは・・・

そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。
外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。

つまり、日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になるのです。

たとえば、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事でも、変化であり刺激ですから、ストレスの原因になることもあるかもしれません。

 


◇メンタルヘルスケアとは・・・

メンタルヘルスケアとは、働くすべての人が健やかに、いきいきと働くことができるように必要なケアをおこない、心の健康を管理したり確保したりすることをいいます。

メンタルヘルス不調になると、同じ仕事や作業なのに普段よりも多くの時間がかかってしまう、物事に優先順位がつけられなくなるなど、生産性が低下することもあります。
また、集中力や注意力の低下により事故やトラブルにつながる可能性が高くなります。

これらを未然に防ぐためにも、メンタルヘルスケア=心の健康管理を適切に実践していくことが大切となるといわれています。

メンタルヘルスケアには、4つのケアがあります。

① 自分自身で行なう「セルフケア」、
② 職場の上司などが行なう「ラインによるケア」、
③ 企業の産業医・保健師・人事労務担当などが行なう「事業場内産業保健スタッフなどによるケア」、
④ 会社以外の専門的な機関や専門家を活用する「事業場外資源によるケア」

まず、「セルフケア」ですが、自身でストレス症状のサインを知ることが発症予防となります。それぞれの面から現れる具体的な症状は次の通りです。

こころの面 ⇒ ・悲しみや、憂うつ感がある
        ・不安感、イライラ感、緊張感が拭えない
        ・無力感、やる気が出ない等・・

からだの面 ⇒ ・食欲減退  ・どんどん痩せる
        ・寝つきが悪く、朝早く目が覚めてしまう
        ・動機がしたり、血圧があがる、手が足の裏に汗をかく

行動の面 ⇒ ・消極的になり、周囲との交流を避ける
       ・飲酒や喫煙量が増える
       ・身だしなみできなくなる
       ・落ち着きもなくなる

メンタルヘルス不調の予防とは、このようなストレスサインに気づき、このような症状が続く場合は、専門家(精神科、心療内科)に早めに相談することになります。

その他、②~④は、仕事場でのメンタルヘルスケアとなっております。
職場での実施されている内容となります。
皆さんのそれぞれの職場で確認してみてはいかがでしょうか?

 


◇こころを健康に保つために・・・


ストレスと上手つきあうために、毎日の生活習慣を整えよう!
日常生活において、バランスの取れた食事をとったり、良質の睡眠や適度な運動。
また、お風呂にゆったり入ったり、好きな音楽を聴く等リラックスできるリラックスできる時間をもつことも大切です。

頭を柔らかくし柔軟に考えよう!
ストレスを感じていると悲観的に捉え考えが固まってしまいがち。
また、そのことで強いストレスになってしまうことも。
良くないことばかりに注目せず、うまくいっていることに注意を向けることで少し気持ちを楽になるケースもあります。
考え方やものの見方を少し変えてみると気持ちが楽になることもがあります。

困った時やつらいときは誰かに話をしてみよう!
困った時やつらい時は、誰かに話を聞いてもらうだけで楽になる事があります。
相談に乗ってもらえたと安心感を得て、解決策も見つかるかもしれません。
友人、家族、同僚、地域や趣味の仲間など、日頃から気軽に話せる人を増やしておきましょう。また、その一方で、こころと体の不調が続くときには、早めに専門家に相談するようにしましょう。
医師や公認心理師などの専門家や、地域の精神保健福祉センター、保健所、職場の健康管理センター、自治体の相談所など、相談できる場所はたくさんあります。

メンタルヘルスについては、厚生労働省等のホームページ等にさらに詳しく掲載されております。以下にご紹介しますので、ぜひご覧ください。

参考:厚生労働省 ホームページより
メンタルヘルスとは|世界メンタルヘルスデーJAPAN2023特設サイト|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

電話相談|自殺対策|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

参考:国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 ホームページより
ストレスとセルフケア (ncnp.go.jp)

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