こんにちは、ジェイアイシー九州です。
定期的に障がいのある方々のご家族や福祉に携わる皆さまにお役立ていただける内容をテーマに情報をお伝えしております。
前回のコラムでは「火災保険~ハザードマップ~」をテーマにご案内しましたが、
今回は「医療保険」について、基本的な仕組みから最新の制度改定までご紹介いたします。人生100年時代、医療費の備えはますます重要になっています。
💡医療保険とは?
医療保険は、病気やケガによる医療費の負担を軽減するための制度です。日本では「国民皆保険制度」が採用されており、すべての国民が何らかの医療保険に加入しています。
医療保険は大きく分けて以下の2種類があります。
公的医療保険(社会保険)
国が制度設計・運営。会社員、公務員、自営業者、退職者などが対象。
<医療費の自己負担割合>
0〜2歳の乳幼児:原則2割負担(自治体によっては無料の場合もあり)
3歳〜69歳の一般の方:原則3割負担
70歳〜74歳の方:一般的な所得の方2割負担/現役並みの所得がある方3割負担
75歳以上(後期高齢者医療制度):一般的な所得の方1割負担
/一定以上の所得がある方2割または3割負担
🔄2025年以降の制度改定ポイント
2025年10月から、75歳以上の高齢者の医療費負担に変更があります。
・2022年から導入されていた「2割負担の配慮措置(最大3,000円/月の増加制限)」が2025年9月末で終了
・所得が一定以上の高齢者は、外来医療費の自己負担が実質的に増加
単身世帯:年金+その他所得が200万円以上
複数世帯:合計所得が320万円以上
民間医療保険
生命保険会社や損害保険会社が提供。公的保険でカバーしきれない部分(例:差額ベッド代、先進医療など)を補完。
参考:厚生労働省「医療保険制度」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/index.html)
日本医師会「医療保険制度の仕組み」(https://www.med.or.jp/people/info/kaifo/system/)
厚生労働省「後期高齢者医療制度の窓口負担割合の見直しに伴う配慮措置の終了について」(医療保険) お知らせ | 公益財団法人 日本訪問看護財団(https://www.jvnf.or.jp/news/hoken_hairyosochi-tsuchi/)
日本医療法人協会「2025年制度改定資料」(https://ajhc.or.jp/siryo/20250326-56.pdf)
💡先進医療と標準治療の違い
医療の内容によって、保険の適用範囲も異なります

民間医療保険では、先進医療の技術料や差額ベッド代など、公的保険でカバーされない費用を補償する商品もあります。
参考:厚生労働省「先進医療の概要」 (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index.html)
生命保険文化センター「先進医療とは?」(https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1204.html)
国立がん研究センター「標準治療と診療ガイドライン」(https://ganjoho.jp/public/knowledge/guideline/index.html)
👥年代別の医療保険の考え方
それぞれのライフステージに応じて、医療保険の必要性は異なります。
若者・独身者
病気リスクが低く、保険料が負担に感じることも。高額療養費制度や貯蓄で対応可能な場合も。
高齢者
保険料が高額になりやすく、健康状態によって加入制限がある場合も。十分な貯蓄があれば、保険より自己負担で対応する選択も。
↓
✅ 保険料と保障内容のバランスを検討
✅ 公的制度の内容を理解
✅ 専門家(FP、有資格者)への相談もおすすめです
🆕これからの医療保険のポイント
〇診療報酬改定(令和6年度・令和8年度)
小児医療・救急医療など重点分野への評価強化、医療DX推進、薬局機能の再編など
〇マイナ保険証の普及
オンライン資格確認の義務化が進行中
〇 高額療養費制度の改正動向
2025年8月の自己負担限度額引き上げは見送り。2026年秋に見直し方針決定予定
〇2040年問題への対応
高齢者人口の地域差や医療・介護の複合ニーズに対応する地域完結型医療体制の構築が求められています
参考:厚生労働省「医療保険制度改革」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/index.html)
今回は、医療保険について簡単にご紹介しました。医療保険は「公的制度+民間保険」の組み合わせで、より安心な備えが可能です。制度改定やライフステージの変化に応じて、定期的な見直しをおすすめします。
差額ベッド代や先進医療など、公的保険ではカバーされない費用への備えとして、民間医療保険の活用も重要です。
ご自身に合った医療保険を選ぶために、ぜひご相談ください。
ジェイアイシー九州では、障がいのある方だけでなく、そのご家族向けの保険もご提案しております。補償内容やご契約に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。